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2015年6月6日土曜日

パンダカン

 友人とのチャットで面白い画像が送られてきた。



パンダを使ったフォントの画像だ。パンダのポーズ模様や二匹のパンダが色々なパターンで並ぶことのよってアルファベットを形作っている。一つ一つのポーズやパンダの顔がとても可愛らしい。

 出自が気になり調べてみた。これは自然環境保護団体「WWF(世界自然保護基金)」の日本支部「WWFジャパン」が作成したものということが分かった。WWFの保護対象かつロゴマークに用いられているのはパンダだ。そのマスコット的存在であるパンダを使用したことになる。作られた理由はただ可愛いということや使ってもらいたいという訳ではなく、パンダが絶滅の危機にありそのことを認知してもらいたいというWWFの活動で作られたのだ。



画像では見づらいがパンダフォントはアルファベットの大文字や小文字、数字など英数字のほとんどが作られているのでちゃんと文章に使用することができる。


他にもグッズに使用された場合の状態の画像も公開されている。歴とした自然保護団体の活動の一環だが、可愛いかつまとまったデザインをしているので日用品として問題なく使用できるので製作者のこだわりを感じる。

 だがこのパンダフォント、発表のみでグッズどころかフォントの販売や使用許可がまだないのだ。近いうちにこのパンダフォントが使用、もしくは街で見かけられるようにWWFの方達には頑張ってもらいたい。

2015年5月23日土曜日

似てちょんまげ!?

 先日授業でグラフィックデザイナー、佐野研二郎氏の概要についての話を聞いた。氏は日光江戸村のマスコットキャラクター「にゃんまげ」をデザインした。そのにゃんまげだが私はとあるキャラクターと存在が重なってしまうのである。

にゃんまげ
CM効果でにゃんまげに抱きつくお客が多数いたそうで。

にゃんまげにイラスト
着ぐるみはこのイラストに忠実に作られている。

 それは彦根城のマスコットキャラクター「ひこにゃん」である。下の画像を見てもらえればお分かりだろうが。姿形が全く似ていないのだ。なのにどうしてイメージが被ってしまうのか、考察してみよう。

ひこにゃん
にゃんまでに負けず劣らずの癒しがある!?

ひこにゃん・イラスト
兜の長い角小さな体
着ぐるみと比べると再現度はあまり高くない。

 二つのキャラクターの共通点をあげてみよう。猫、全体の色が白、和をモチーフにしている、名前に「にゃん」が入るなど共通点は多い。だが両者の着ぐるみ、イラストを見比べても似てはいないし、イメージが重なることはない。これは実際の写真を見てしまっているからではないか。両者のデザインはシンプルだが、ハッキリとした形で覚えておかないと似ているものとして捉えてしまう、というところか。ひこにゃんは俗に言うゆるキャラのはしりなようなものなので、シンプルかつゆるいデザインになっている。にゃんまげはB級感漂うキャラクターとして製作されたらしい。経緯は違うがこのデザインのシンプルさも共通している。可愛さはあるが強烈なインパクトはないと思うので頭の片隅に放置されそうなデザインでもある気がする。そのせいでごっちゃになってしまったのではないだろうか。

 インターナットで調べてみると、私以外にも両者が被ってしまうという人が多数いた。デザインが違っていてもゆるーいデザインだと共通点がある程度あると同一視してしまう、という錯覚が起きてしまうのではないだろうか。アハ体験やサブリミナル効果もほんのすこしはこれに当てはまる気もするがどうなのだろうか。


2015年5月15日金曜日

万歳のプロモデル

 四月にセミナーをしてくれた新村さんや講師のお話から松永真さんというデザイナーの名前がよく上がっていた。松永さんは企業のロゴマークをデザインされていて、ウィキペディアで手がけたものを調べてみるとどれも有名なものばかりだった。その中で自分にとって1番なじみ深いものが「バンダイ」のロゴマークだ。

 私は小さい頃から今現在において沢山のバンダイ製品と触れ合ってきた。その度にバンダイのロゴマークを見てきた。玩具、食玩、ゲームのパッケージやゲームのタイトル画面などに記載されている。玩具の裏にも刻印されている場合もある。玩具やゲームで遊んだり、映像作品を見る前にこのロゴマークを見ると不思議とテンションが上がる。勿論ロゴマークの周りに自分の好きなものが写っているデザインなのでそっちを見る方が上がるテンションは高いのだが。小さい頃からバンダイ製品には楽しませてもらっているので、バンダイ=楽しいものという概念が自分の中に刷り込まれているのかもしれない。(バンダイ製品は素晴らしいものもあればそうでない、真逆のものも存在はする)

バンダイのロゴマーク

こちらの画像が今現在使われているバンダイのロゴマークだ。赤い角丸四角に独特なフォントで大きく白でBANDAIと書かれたシンプルなデザイン。企業ロゴとしてはシンプルな分とても分かりやすく一目でバンダイと認識できる。バンダイ製品を知らずにこのロゴマークを見ても自分のようにワクワク感を得る人はほぼいないのではないのだろうか。知っている人だからこそこのロゴマークには期待(一部では不安)を感じる、つまり相乗効果あってこそのロゴマークの力というものが存在すると私は思う。

 以下は前に使われていたバンダイのロゴを紹介していきたい。下の二つは私にはまったく馴染みがないのだがこのロゴの頃にバンダイ製品と触れ合った人たちにはこちらの方がワクワク感があったりするのだろうか…?二つとも松永さんのデザインではないみたいだ。

現在のロゴから二つ前のロゴ。
バンザイとバンダイを掛けたデザイン。
子供のイラストがあることで当時の
製品の対象がわかりやすい。
一つ前のロゴ。バンザイのデザインが引き継がれている。
文字が全部大文字に変化しているが人のシルエットが簡略化している。
現在のロゴを合わせた三つに共通していることはバンダイの表記が
英語ということとほぼ赤メインのデザイン。
何かしらのコンセプトの規約があるのだろう。


2015年5月12日火曜日

ハイ、大切です。

 先日学校の行事としてグラフィックデザイナー新村則人さんのセミナーを受けた。新村さんの生い立ち、デザイナーを目指すきっかけ、デザイナーになってからの経緯などとても興味深い話ばかりでとても有意義な時間だった。

 今回はその新村さんの作品の一つについて取り扱いたい。

地球の肺

タイトルは地球の肺というもので、草木は地球の呼吸器であるという環境をテーマにした作品だ。新村さんは自然を題材にした作品が多くこの作品も例に同じ。画像だと分かりにくいが本物の葉っぱを使い、肺の形にしていくのに一枚一枚ボードに刺して作り上げたという根気のいる作業の末完成したものだ。シンプルでわかりやすいテーマ、メッセージ性があるかもしれないが、私は新村さんがこの作品の説明をしてくれるまで別のテーマ、メッセージとして捉えていた。
 私はセミナーを受ける前にこの作品を見たときに、肺の形をしている、たくさんの木(等目に見ていたので葉に見えなかった)がある、これは禁煙促進をテーマにしているんだなぁと捉えてしまったのだ。実際のところあまり覚えていない。タバコは吸い続けると肺に悪影響をもたらす。肺を森に見立てて喫煙し続けることによってこの綺麗な森は枯れてしまうんだぞ、そういうメッセージとして受け取っていた。新村さんの話を聞いて「あぁ、確かに新村さんの言う通りでもあるな」と思ったが、自分の捉え方に関しては全部間違ってはいないとも同時に思った。私個人が思ったことではなく、誰かがこの作品を禁煙促進のポスターと言っていたのを聞いて先述したイメージを持った気がする。
 生物にとって呼吸器、肺は生きることにおいてとても大切なものだ。人間が自然破壊をすることによって草木、つまり地球の肺が枯らされていく。そうすることによって地球の寿命は縮んでしまう。これは人間が喫煙し続けることによって起きてしまうことと同じだ。大体のテーマ、メッセージの捉え方は作者である新村さんのものとは違っていたが根底の根底にある、肺は大切なもの、粗末にしないようにしようということに関しては共通している。もちろん作品が肺の形をしているからというのが一番ではあるが、シンプルな表現であるため全く別のものや真逆のものとしてのイメージが出ることは決してないであろう。
 この様にデザイン、作品は伝える側が意図していること通りに伝わるとは限らないのだ。見る側、聞く側、人それぞれによって思うことは必ずしも同じではない、だがそれ故に別の視点からテーマ、メッセージに気づく、捉えたものは違えど感銘を受けるといったことが起きるのかもしれない。作品はそれと作者のものだけだはなく鑑賞する第三者を交えることによって完成、さらなる飛躍を遂げるのではないかと私は思っている。

ギャラリーに展示されている地球の肺(右)
左の作品も地球の肺と同じように何かを指して十字形のものを形取っているが
画像だと何かわからないのでテーマ、メッセージのイメージがわからない…。
私にイマジネーションが足りないからなのだろうか。
新村さんからは左の作品に関してはお話がなかった。