先日授業でグラフィックデザイナー、佐野研二郎氏の概要についての話を聞いた。氏は日光江戸村のマスコットキャラクター「にゃんまげ」をデザインした。そのにゃんまげだが私はとあるキャラクターと存在が重なってしまうのである。
にゃんまげ CM効果でにゃんまげに抱きつくお客が多数いたそうで。 |
にゃんまげにイラスト 着ぐるみはこのイラストに忠実に作られている。 |
それは彦根城のマスコットキャラクター「ひこにゃん」である。下の画像を見てもらえればお分かりだろうが。姿形が全く似ていないのだ。なのにどうしてイメージが被ってしまうのか、考察してみよう。
ひこにゃん にゃんまでに負けず劣らずの癒しがある!? |
ひこにゃん・イラスト 兜の長い角小さな体 着ぐるみと比べると再現度はあまり高くない。 |
二つのキャラクターの共通点をあげてみよう。猫、全体の色が白、和をモチーフにしている、名前に「にゃん」が入るなど共通点は多い。だが両者の着ぐるみ、イラストを見比べても似てはいないし、イメージが重なることはない。これは実際の写真を見てしまっているからではないか。両者のデザインはシンプルだが、ハッキリとした形で覚えておかないと似ているものとして捉えてしまう、というところか。ひこにゃんは俗に言うゆるキャラのはしりなようなものなので、シンプルかつゆるいデザインになっている。にゃんまげはB級感漂うキャラクターとして製作されたらしい。経緯は違うがこのデザインのシンプルさも共通している。可愛さはあるが強烈なインパクトはないと思うので頭の片隅に放置されそうなデザインでもある気がする。そのせいでごっちゃになってしまったのではないだろうか。
インターナットで調べてみると、私以外にも両者が被ってしまうという人が多数いた。デザインが違っていてもゆるーいデザインだと共通点がある程度あると同一視してしまう、という錯覚が起きてしまうのではないだろうか。アハ体験やサブリミナル効果もほんのすこしはこれに当てはまる気もするがどうなのだろうか。
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