2015年6月9日火曜日

夜泣きゼミナール

 近所で面白いガチャガチャを見つけた。


それはセミナ〜ルというセミの形をしたおもちゃのガチャガチャ台だ。ゼンマイを回すと音がなるというギミックが付いている。キャッチコピーといいうたい文句といいどこかシュールを感じる。商品の画像は除くが、本物のセミの写真などを使わずにイラストのみで構成されている。しかも右のほうでツッコミセリフを言っているのがセミの幼虫というところもまたなんともシュールだ。この玩具のラインナップにセミの幼虫はいないのだ。商品名のフォントもどこか気が抜けたデザインとなっているのでやはりシュール性をウリにしているのかもしれない。


 しかしなぜセミの玩具なのだろうか?ということでその訳を調べてみた。どうやらゼンマイが回る音がセミの鳴き声に似ている、ということから生まれた商品だそうだ。私はこの玩具を買っていないので実際はどういうものかは分からないので、セミナ〜ルを購入した人の動画を見てみた。確かにゼンマイが回っている音がセミの声に聞こえなくもないが、リアリティに欠けていた。同じ音しかならないので色々なセミの鳴き声も楽しめないので非常に残念だ。所詮ゼンマイ式なだけで本当に音が鳴るおもちゃではないが故の結果だろう。POPの「ネジの音しか聞こえへん」というのは正解なのだが、購入した人は残念な気持ちがあるだろう。あからさまな害虫ではないがセミ=虫ということでそのデザインに嫌悪感を示す人もいるかもしれない。

 コンセプトや発想、POPのデザインなどがユニークでいいとは思うが、セミの色にリアリティがない、音がセミのようにかろうじて聞こえなくもない音なので制作側にはもう少し受けがいい続編を作ってもらいたいところだ。


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