2015年7月14日火曜日

X4

 最近自分の中で再熱しつつある「ロックマンX」シリーズ。その中でもロックマンX4は媒体によってパッケージデザインが違うという珍しい手法を取っている。



同時発売されたプレステ版とセガサターン版(以下PS、SS)のパッケージを見ていこう。上の画像がPS版のパッケージだ。主要人物が集合しているという王道なデザインになっている。このキャラクター集合のデザインは過去作でも行っているもので、シリーズものの伝統とでもいうべきところだろうか。

ロックマンX3パッケージ、
4以前は会話をするキャラが少ないため
ボスキャラたちと集合のデザインになっている。

今度はSS版を見ていこう。PS版や前作と違い一人のキャラが暗い背景に立っているというアウトローでダークなイメージなデザインだ。このキャラは主人公のロックマンXではなく前作まで主人公を補佐などしていたサブキャラクターのゼロである。その彼がなぜ単体でパッケージを飾ることになったのか?それはゲームの内容に関係あるのだ。X4では今まで本格的に操作ができなかったゼロをプレイアブルキャラとして使えるようになったのだ。Xとゼロのどちらかを選んでプレイするため、ゼロも4では実質主人公なのだ。それをアピールする為にゼロを単体で表紙を飾ることにしたのだろう。本来の主人公であるXを差し置いてソロでやっていることに反感を持つものもいたようだが、ゼロが使える記念すべき作品であるのでこれぐらい良いんではないかと私は思う。ゲームをやってしまうとゼロ単体の方がむしろあっていると感じてしまう。

 FF2の記事で話したようにゲームの内容を見てからロゴやパッケージのデザインを考えた方が良いと言ったがこれはその理にかなっている。PSに集合、SSにゼロ単体のを当てはめたのか、そこが疑問だがこれに関しては製作スタッフに聞かないとわからないままなのだろう。

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