突然だが私はドラゴンボールが好きだ。作中に出てくる敵キャラクターも何も見ずに思い出してなんとなーく…描けるぐらいに記憶に残っている作品だ。
話は変わってハンター×ハンターという漫画がある。それに出てくる敵キャラクター、「メルエム」。このキャラを見るととあるキャラに似ていると思っている。それはドラゴンボールに出てくる敵キャラ「セル」だ。なぜこの二人が似ているように見えるのか。比べていきたい。
ドラゴンボールの敵キャラ・セル(完全体) |
ハンター×ハンターの敵キャラ・メルエム |
作者が違う2作品でキャラが似通ってしまう。そのポイントをまとめてみよう。二人の大きな共通点は虫をイメージしているところだ。セルは蝉、メルエムは虫の姿をした亜人種の王をイメージされてデザインされている。他にも外殻を見に纏ったような姿。無機質で冷たい目などだ。あとは尻尾の形が非常に似ている。この完全体のセルでは分かりづらいのでセルの他の形態を見ていこう。
この画像を見るとお分かりだろうがセルにはメルエムと同じ尻尾があり、その形は先が尖った注射器を思わせる形をしている。この尻尾の用途までは同じではないが、虫モチーフで甲殻がある外見、そして針先がある尻尾。この三つで似通ったキャラになってしまっている。メルエムはセルよりずっと後に登場したキャラクターだが一概にパクリとは言えないのかもしれない。それは元である虫モチーフであるということ。人ならざるものにするには人にはないものをつけたさなければならない、人には尻尾がない。尻尾がある虫は何種もいてその中に針を持ったものもたくさんいる。そうしてデゼインしていくうちに人外のモンスターは完成したが、他のモンスターと偶然にも似てしまった。こうなってしまったのではないだろうか。
ハンター×ハンターの作者はドラゴンボールと同じジャンプで連載をしている。ドラゴンボールが連載されていた時期にも幽遊白書という漫画を連載していたベテランの漫画家だ。もちろんセルのことも知っていたはずだろう。たまたま似てしまった、かもしれないが訂正せずにそのまま作中に出したのには何か意味があるのだろうか?これが作者が自信を持って出しているのか、モチーフゆえ似ているのを承知で出しているのか、真相はわからないが似てしまっていても確立されたキャラクターとして世に認識されているので、万事良しなのかもしれない。
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